ボトックス注射

ボトックス注射

ボトックスは、食中毒の原因物質であるボツリヌス毒素を無毒化し、医療用の薬物に精製したものです。異常な筋収縮を和らげる、過剰な発汗を抑えるといった効果があり、1980年代から医療で使われはじめ、広い分野で使われるようになっています。当院では下記のような症状のある方にボトックス注射を行っています。なお、美容整形で行われるしわ取りなどのボトックス注射は行っておりません。

片側顔面けいれん

片側のまぶたや頬が勝手にピクピク動いて、止めることができない病気です。筋肉のけいれんによって起こっています。目の周囲から始まることが多く、徐々に痙攣が強くなっていく傾向があります。

眼瞼(がんけん)けいれん

両目のまぶたが勝手に閉じてしまい、開けていることができなくなります。ドライアイや光をまぶしく感じる症状があって発症する傾向があります。けいれんという名前ですが、ピクピク動くことはなく、不要なまばたきが増え、閉じようと思っていないのにまぶたを閉じてしまうようになります。

重症腋窩(えきか)多汗症

腋窩は脇の下のことです。脇の下に、大量の汗をかいて日常生活に支障が現れます。
気温などの影響も受けますが、暑くなくても大量の汗が出る場合があります。

TEL:03‐3485‐6311